親 予期悲嘆
看護師として利用者さんに「親離れ子離れが大切です」とか
「亡くなった時の事も考えましょう」とか
「予期悲嘆について」なんてお話しさせていただいていますが
両親の事で泣く日々が続いています
亡くなったわけではないんです。
家から歩いて3分のところに住んでいた両親が
車で2時間のところへ引っ越してしまったのです。
「逢いに行けるんです」
でも、私にとって両親の存在は大きく・・・
親離れしていないんですね。
見送る日の朝、泣いたら母が心配すると思いましたが号泣してしまいました。
両親という存在の大きさを身をもって再確認しました。
「お母さんんが認知症になって私の事も忘れてしまったんです」
「お父さんのおむつ交換していると寂しくなります」
「亡くなった母親の事が今も思い出されます」
介護現場でこんな声を聞きます。
そんな時予期悲嘆の話しをします。
予期悲嘆とは
大切な人、家族との別れなど、喪失 を予期して嘆き悲しむことです。
予期悲嘆への看護としては
家族へ今後の身体・心の変化の状態の変化を共有してもらいます。
できることを共に考えます。
また、不安な気持ちを傾聴します。
両親からはまだまだ教えてもらうことが沢山ありそうです。
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